4月27日（水）に奈良県奈良市にある関西セキスイ工業の見学会が開催されました。
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関西セキスイ工業はシンプルな２棟建。Ａ棟でスポット溶接された独特の直方体フレームの構造体がＢ棟に渡り、上下階２層のラインを効率よく巡る内に内外装や設備機器が順次組付けられていくセキスイハイムの生産工場である。 |
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| 実は、たまたま前日に宿泊した実家がハイムで、気にしながら眺めてきたのだが、「箱を積上げて作る」という漠然としたイメージしかなかったので、計算された合理的な構成でシステマティックに組立てられていく工程を見学して正直に驚いた。また、流れているユニットを見る限り全てが別仕様で、隣り合うユニット同士も別の施主の名前が付いており、工程管理の複雑さにも驚いた。デミング賞は伊達ではない。 |
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| 施主といえば、事務棟の入口に、当日工程を流れるユニットの施主ご家族と担当営業マンからのメッセージを写真入で掲示してあった。見学に訪れない限り顔を合わせることのない施主と生産に携わる社員とを結ぶためのコミュニケーションツールとのことだ。注文住宅では当たり前のように造る人達と施主との交流があり、相応の時間を掛けた心の通った家造りがあったが、工業化住宅にも血を通わせようとする好感の持てる試みだ。 |
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敷地内には「住まいのなるほど見聞館ＮＡＲＡ」があり、構造体からインテリアのサンプル、屋外には試験体を兼ねた地震体験棟などもありハイムの魅力を解くテーマパークとなっていた。 |
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| さて、ゼロエミッションも達成された工場で、もちろん健康住宅の視点からも仕様の整ったハイムであるが、出荷されるユニットに同梱される設備機器やジョイント部仕上げ材など現場施工分のキットには、現場での不足分に仕様外の現地調達がなされないように相応の施工材料が計算されているとのこと。わずかなＶＯＣ発生源でせっかくの仕様が台無しになる空気質の確保等に対して、最終納品の現場を把握した行き届いた配慮があると感じた
（健康住宅アドバイザー 竹見太郎 INAX） |
■関西セキスイ工業株式会社
〒630-8518 奈良市西九条町4-3-1
TEL:0742-61-1816(代)
ホームページ：http://www.sekisuiheim.com/
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