昨年は、エルニーニョ現象と地球温暖化の影響で異常高温に悩まされましたが、今冬は一転して、北極振動による強い寒波が昨年12月に欧州を襲い、今年は断続的に日本列島に流入したので、日本の1月は1986年以来の全国低温となり、2月1日の気象庁発表では日本海側では大雪が37地点で深雪記録を更新し、太平洋側では逆に少雨多照となり、北・西日本では1946年以降で1月としては第1位の少雨、東日本では第2位の少雨&第1位の多照となりました。昨年も紹介したようにラニーニャ現象が現れる時は大荒れの寒い冬が特徴と言われていますが、2月10日のエルニーニョ監視速報では、赤道太平洋の東風は1月には弱まってきているので春頃にはラニーニャ現象は終息に向かうと予測しています。
2月は花粉症の方には気になる季節ですが、1月27日の環境省による今春の花粉の総飛散量及び飛散開始時期の予測(第2報)並びに花粉飛散ピーク時期の予測についてのお知らせでは、今年は昨夏の高温で花芽の育ちがよく、飛散が極端に少なかった昨年に比べれば2〜6倍、東海や近畿の一部では10倍以上もと予測しています。気になる方は環境省の「花粉観測システム(はなこさん)」でリアルタイムの情報を確認し、防護態勢を整えてから外出しましょう。
KJKの健康住宅アドバイザー資格の一般公開試験は、例年12月に開催していましたが、機会を増やして欲しいという要望が多く、本年度からは春にも開催することとし、東京、千葉、大阪、兵庫の4会場で3月21日(祝・月)に実施します。今春に受験希望の方は、申込期間は2月21日(月)までなので、本ホームページからPDFの受験願書をダウンロードして所定事項を記入の上KJK本部事務局までご郵送下さい。受験に当たっては予めテキスト・練習問題集のご購入が必要ですが、KJKでは受験対策講座や携帯Eラーニングなども準備していますのでご参考にしてください。
KJKでは12の研究部会で健康住宅に求められるソフトとハードの技術の研究を推進しています。その成果利用の一環として、一般の方にもその技術の一端を理解するのに役立つミニセミナーを「健康住宅フォーラム」と名付けて開催し、「健康住宅アドバイザー」の方が指導できるように工夫したミニセミナー用のツール開発を進めています。現在4つのテーマで準備ができましたので、近日中にKJK会員とアドバイザーの皆様方にご案内いたします。 |