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事務局だより
更新日:2010年12月17日
  ◇ 12月のおたより  ◇
 

 毎年12月になると1年を振り返っての反省や今年の10大イベントの選定などの話題で騒がしくなってきます。例年、日本漢字能力検定協会の公募によるその年の世相を一字で表す2010年の「今年の漢字」には過去最多の応募で「暑」に決まり、12月10日に京都の清水寺で行われた恒例の森清範貫主の筆による縦1.5m、横1.3mの和紙への揮毫の様子が報道されました。
 何しろ、今夏の平均気温は統計史上最高を記録し、人々の健康や経済に影響を与えた猛暑の記憶が生々しく、また、日本とは地球の反対側のチリでは世界的なニュースとなった銅鉱山の落盤事故で暑い地下に閉じ込められた33人の作業者のドラマチックな救出劇が印象的で、上海万博や尖閣諸島問題で関心が高まった中国の「中」を上回ったのも宜なるかなです。
 メキシコのカンクンでは第16回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)が開催され、2012年で失効する京都議定書以降の枠組みについて2週間にわたって討議され、12月11日未明に温暖化ガスの主要排出国である米中が加わる2013年以降の新たな枠組みの早期策定を目指すポスト京都議定書に繋がる原案文書とポスト京都議定書の枠組みが出来なかった場合の京都議定書延長案文書を採択して12月11日に閉幕しました。日本は2カ国で世界の温暖化ガス排出量の41%を占める中国(22%)と米国(19%)が参加しない京都議定書の単純延長には不公平だとして反対したので問題の具体的協議は2011年に南アで開催のCOP17に持ち越されました。2012年には米、仏、露、韓で大統領選挙が予定され、中国では指導部交代の見通しなので、思い切った決断は一層困難になると考えられ温暖化対策の行方が気懸かりです。

 KJKではホームページの見易さと内容の充実を目指して、今年、大改訂を実施しました。未だ、発展途上なので問題点は沢山ありますが、出来るところから一歩ずつ改善していますので皆さんも自由にご意見を寄せてください。
 研究部会は今年新たにエコ住宅部会と住育部会が加わって12部会となりました。新設の2部会を除き、部会毎にホームページを作成し、部会の紹介と専門分野毎のニュースや参考になる有益な情報を発信する準備が整ってきました。携帯サイトの健康ネットも軌道に乗ってきましたが登録会員数の拡大が目下の問題点です。
 健康住宅アドバイザー資格では、取得しやすいように試験の頻度や場所を増やし、テキストも健康住宅の新しいトレンドや情報を反映した新テキストを作成しました。
 12月12日(日)には第49回健康住宅アドバイザー試験が実施されました。試験の合否結果は1月中旬までに受験者への郵送と同時に本ホームページで合格者の受験番号を発表します。

 今年も残り少なく皆様には公私共に多忙な日時を過ごされていることと思います。体調に気をつけてよいお年をお迎え下さい。

 なお、本年のKJK業務は12月27日(月)で終業します。 1年間のご協力ありがとうございます。新春は1月5日(水)から始業しますので、来年もよろしくお願いいたします。

日本健康住宅協会 理事 吉田佐門
 
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