10月に開催されたCOP10(国連生物多様性第10回締約国会議)は29日の最終日の議題が30日未明にまでずれ込むギリギリの調整の結果、名古屋議定書の採択に漕ぎ着けることが出来て面目を施し、議長国を務めたわが国の熱意とリーダーシップを世界に印象付けました。
一時は、昨年コペンハーゲンで開催されたCOP15(世界気候枠組み条約第15回締約国会議)で議定書の採択を失敗に追い込んだキューバ、エクアドル、ボリビアなどのアルバ諸国から次々に出て来る異議発言で悪夢の再現かと危惧されましたが、議長が忍耐強くその主張を聞いてキューバ等の言い分も受け入れて軟化させ、不可能だと思われた妥協に辿りついた議事進行は高く評価できます。
内容には曖昧な部分もあり産業界には評価と警戒の声が交錯していますが、生態系保全の国際的目標の「愛知ターゲット」と遺伝資源の利用と利益配分が定められたことは大きな前進であり、今後の10年間における各国の諸施策に注目したいと思います。
KJKでは今年の8月で創立20周年を迎え、当会関係の方々による祝辞を頂戴し本ホームページにも紹介していますが、記念事業として「住育の日(10月19日)」イベントも兼ねて10月21日にセミナーと会員若手有志による「KJKの次なる10年に向けた飛躍と使命」座談会を本部で開催しました。
座談会では主として研究部会にご出席の12名が参加され、KJK研究部会の異業種交流の場としてのメリットや研究成果の活用、生活者への情報発信などについて活発な意見交換や提案がありました。11月5日には第16回スペシャリスト研修「室内空気質診断士」を当会東京事務所で開催しました。
12月12日(日)開催の第49回「健康住宅アドバイザー試験」の申込受付期間の締切が迫って来ました。受験希望の方は遅れないようにお申込下さい。
半日コースの受験対策講座も準備されていますので携帯Eラーニングと共に本ホームページのトップページの「新着・イベント情報欄」もお見逃しのないようにチェックをお願いします。
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