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事務局だより
更新日:2010年8月23日
  ◇ 8月のおたより  ◇
 


 8月10日付の気象庁の「エルニーニョ監視速報」によれば、「エルニーニョ監視海域」の海面水温の基準値との差は6月からマイナスに転じ7月には−0.9℃になり、「エルニーニョ現象」とは逆の「ラニーニャ現象」が発生していることを報じ、この現象は冬まで持続する可能性が高いと予報しています。
 「ラニーニャ現象」が発生している時の夏は通常よりも高温で冬は低温になりやすいといわれています。今年も猛暑日と熱帯夜が長期化し、8月20日発表の消防庁資料では7月中旬から下旬にかけて熱中症による搬送が急増し、7月の全国における熱中症による救急搬送人員は17,750人に上り、昨年の3.4倍となり、そのうち65歳以上の高齢者は48.6%を占めたそうです。
 新聞やTVでも、各地での熱中症の多発と高齢者の方が就寝中に熱中症で死亡されるなどの痛ましいニュースが報じられていますが、熱中症の発生は屋外よりあまり気をつけない屋内での発生の方が多いので、特に高齢者の方は居室の温湿度管理にもご留意ください。
 世界的にも欧州からロシアでは記録的な猛暑が続き、ロシアでは干ばつによる農産物の減産で15日から穀物の輸出禁止に踏み切り、中国やパキスタンでは深刻な豪雨被害が発生し、自衛隊のパキスタンへの派遣なども報じられています。今は冬季の南半球の南米では、例年にない寒波で、異常低温が原因と見られる幼少児の肺炎などによる死亡が増加しているのでペルーでは南部のプノ州などで非常事態を宣言し防寒具の配付に乗り出したと伝えられています。

 さて、KJKは8月23日で創立20周年を迎えます。特に記念行事の予定はありませんが、会員会社や専門委員の先生にお祝いメッセージをいただきHPに掲載する準備をすすめています。
 また、KJKのホームページについては1998年にスタートしてから12年になり、コンテンツも増加し、有用な資料の蓄積も進んできましたので一部手直しなどをしてきましたが、会員や外部の方から見たい項目へのアクセス方法が判らないとか操作が複雑で不便などのご意見があり、10月よりリニューアルを計画し、広報委員会を中心に見直しと改善作業を進めています。
皆様にもお気づきの点やご希望などがありましたら、本部事務局宛ご連絡をお願いします。

 本年度の健康住宅アドバイザー試験は、12月12日(日)に東京、名古屋、大阪、広島、福岡の5地区で実施することをご案内していますが、既に、本年度よりの新テキストと練習問題集も発売していますので、今年度受験の方は早めに購入してご準備下さい。
 なお、事前に勉強会を行うことも検討中なので、ご関心のある方はKJKの案内にご注意下さい。

日本健康住宅協会 理事 吉田佐門
 
<事務局だより>
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