 寒い冬の日が多かった4月も終わり5月になると、一転して、春を素通りして真夏日が出現し、この時期の最高温度記録を更新した地域のニュースが伝えられました。
気象庁は沖縄と奄美では6日にはもう梅雨入りと発表しましたが、これは過去3年間に比べて10日以上も早く、相変わらず異常気象が続いているようです。中旬にかけてはまた寒気がぶり返し、外出の度毎に折角クリーニングに出した冬物をまた開くのかと悩まれた奥様方も多かったことと思います。
北原白秋は「5月は春と夏のデュエット」と詩っているので、昔から5月の気象は多少不安定なのが当たり前なのかもしれませんが、この暑さや寒さに揺さぶられては詩情を楽しむゆとりは持てませんね。
隣国の中国では、「より良い都市、より良い生活」をテーマに、外国の国家元首や政府首脳を迎えての、華やかな前夜の開会式に引き続いて、5月1日から半年間の上海万博が開場しました。
開会前から、中国人のマナー問題への懸念やテーマソングのパクリ問題等の話題で揶揄されながらも、小さなトラブルはあるようですがまずは順調な滑り出しで関係者は胸を撫で下ろし、中国の人々にとっては北京オリンピックに続く快挙として誇らしいことでしょう。日本の大阪万博の前例と同様に、これを機会にインフラの整備が進み、今後の経済の大躍進が期待されていることはご同慶の至りです。上海万博では「都市」がテーマになっていますが都市問題や環境問題には課題も多く、これからの取り組みに注目したいと思います。
KJKで6月20日（日）に東京と大阪で開催する健康住宅アドバイザー試験の一般コースの締切は5月31日で、残り期間も少なくなってきました。受験予定の方はテキストの準備と共に申し込み忘れの無いように気をつけてください。
4月の事務局だよりでもご紹介しましたＫＪＫの本年度通常総会を5月26日（水）の午前中に京都府木津川市の積水ハウス総合住宅研究所で開催します。午後は第3回成果発表会となっており、近畿大学東賢一准教授の基調講演「住環境と健康」に引き続いて研究委員会の５つの研究部会による研究発表を実施します。
午前中は総会に並行して納得工房の見学会も開催されます。
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