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事務局だより
更新日:2007年7月6日
  ◇ 7月のおたより ◇
 

 梅雨といえば「雨傘」、「紫陽花」、「カビ」が真っ先に頭に浮かびますが、最近は子供の頃の思い出の風情のある長雨とはすっかり様変わりで、降雨には中休みが多く、降れば激しい集中豪雨となってあちこちで土砂崩れなどの災害を引き起こし、ゆっくり雨傘を差して紫陽花の美しさを楽しむなどという風流は失われてしまいそうです。これも地球温暖化の影響の一つかもしれませんが、まずは7月16日の海の日までの辛抱でその頃には梅雨明けの声が聞けることでしょう。

 KJKでは先月号で紹介した6月20日の「健康住宅の日」に梅雨の晴れ間を縫って見学会を開催し、ダイキン工業(株)の堺製作所金岡工場見学と近くの大仙公園と仁徳天皇御陵ひとめぐりの催しを行いました。健康住宅アドバイザーの岡本崇氏による見学会レポートイベントレポート欄に掲載し、空調機器製造現場の写真や大仙公園の写真も紹介されています。

  当会が1993年に創設したハウスメンテナー制度は、既報の通り今年から研修・検定試験の方法から健康住宅アドバイザー資格受験用の専用テキスト「健康住宅のわかる本」を全国の有名書店で販売し、12月2日に東京、名古屋、大阪で一斉に検定試験を実施する方法に変更することになり、現在、専用テキストの印刷、配布の手配中で、今月中には「健康住宅のわかる本」を販売する書店名をKJKホームページに公表する予定です。受験の申込などについては「新着情報」または「人材育成」欄のアドバイザー試験についてをクリックしてください。

 KJKの研究部会では、従来、事業委員会の下部組織であるが関西で活動してきた「住宅診断WG」を「床下環境部会」に吸収統合して活動することになり、活動の範囲が拡がるので部会名を「環境診断部会」に変更し、7月12日に新部会名での第1回の研究部会を開催します。
事業委員会の中には新たに事業企画を担当する事業企画部会と東京常設の新設の部会として住宅診断部会を設けました。

 当会ホームページのコラム欄には今月から寄稿コーナーを設けました。今春、「建築とまちづくり誌No.353」に掲載されたKJK創立者のひとりである石本徳三郎名誉理事の「健康住宅を目指して」という一文を寄稿コーナー第1号作品としました。石本名誉理事の日本の住宅をよくするためには健康住宅を目指す活動を国民運動にし、住まいのお医者さん(健康住宅アドバイザー)を育成する必要があるという持論と、それを推進しているKJKの活動の歴史や正しい健康住宅についての考え方などがうまくまとめられていますので、健康住宅に関心のある方には大変参考になる資料と思います。ご一読をお薦めします。

日本健康住宅協会 理事 吉田佐門
 
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