埃の少ない家にはカビが生えにくく結果としてダニ発生は抑えられる。ダニの生育には空気・温度・栄養(餌)・水分(水蒸気)の4つが必要である。この2点を知って住宅内の清潔と清掃に臨めば少なくとも大量繁殖は防ぐ事が出来る。また強いてあげればもう一点最近の室内塵性ダニは人を噛んだり刺したりしないのである。それが故に大量繁殖を見過ごすことが問題なのである。室内塵性ダニは生き永らえる為に、大量に生まれ、大量に死骸となり、大量に脱皮し、大量な糞をする。これらが全てアレルゲンとなる事が大問題なのである。お天気の時に布団を天日干しして布団叩き、これは誰もが知っているダニ殺傷の常識であるが、既にアレルゲン化している場合、この行為で大量のアレルゲンを吸い込んでしまう危険性もあるのである。
カビは人に「真菌症」「アレルギー」「中毒」の三つの健康障がいをもたらす。
この中でアレルギーはカビやその代謝物がアレルゲンになって発生し、気管支喘息、過敏性肺炎、鼻アレルギーなどの症状を引き起こす。カビの生育は温度が15〜30℃、湿度が70〜95%の範囲なのでカビの繁殖を防ぐには室内の湿度を70%以下にコントロールする事とカビの栄養(チリ、埃、石鹸カス等)をこまめに清掃で取り除く事である。またダニの繁殖を防ぐには、ダニは乾燥に弱いので湿度を60%以下に保つように心がけるのが良い。このように「結露」「カビ」「ダニ」はアレルギー連鎖を構成しているので、結露を無くす事はカビ・ダニアレルギーを無くすキーポイントである。
つまり、この検定は次のような方々にお薦めです。
・子供の健康が気になる家庭の主婦
・家庭で発生するカビに関心のある方
・将来のマイホームは健康に配慮した住宅を考えている方
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