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研究委員会
■委員長挨拶
研究委員長 高橋 利治

研究委員長 小池 昭久
(大和ハウス工業株式会社)

 NPO法人日本健康住宅協会は、1990年、健康住宅推進協議会として発足以来、長年にわたりさまざまな活動を行い、数多くの実績を残してきました。当協会活動を支える団体や企業、個人が、健康住宅への取り組みを推進することにより、健康への意識の高まりが大きく前進してきたと感じています。
 超高齢社会の到来、温暖化による異常気象など住まいと健康の関係はますます重要なものになっています。また昨今ではスマートウェルネス住宅といったコンセプトも生まれ、省エネだけでない「豊かさ」という付加価値が求められています。私たちの提案する「健やか住まい方」はその主要な要素であると考えます。
今後、当協会研究委員会としては、このような現実と未来を見据え、業種の垣根、「住まい手」と「つくり手」の垣根を越えてさらに有益な調査・研究を進めてゆく所存です。
 そのためにもより多くの皆様が研究委員会活動にご賛同、ご参加いただく事を心よりお待ちしております。
 

活動の骨子

研究活動は協会活動の根本でもある4つの環境(空気・温熱・光視・音振動)と3つの防除(防露・防カビ・防虫)に根差した健やか住まい方を研究・研賛・発信する事である。

これらをサスティナブルな活動として行く為に組織編制、研究部会活動、活動テーマ抽出の3面よりあるべき姿を纏めた。(協会活動が真のCSR活動となり、会員各社の商品やサービスの利用者満足評価を高める事が企業利益となる⇒協会活動意義)

活動部会 研究部会活動概要
空気環境
東京大阪
生活・嗜好・趣味由来による化学物質発生の抑止及び濃度過多を招かないライフスタイルを実現する。
温熱環境
東京大阪
ヒートショック(室内熱中症)とコールドショック(室内低温症)の要因と人の快適性に影響する7つ要素毎の対策を纏める。
光視環境
大阪
良好な入眠・覚醒環境と生体リズムを確保するために、最適なあかりとひかりのコントロールを考慮する。
音振動環境
大阪
日用品や家電品から発生する騒音・振動の適正レベルを設定し、人への不快感や違和感を排除する。
防 露
東京
生活型結露の発生要因分類と放置所以の解明により、結露被害に繋げない温湿度管理スキルを作る。
防カビ
大阪
カビの発生場所及び原因の変遷を特定し、室内空気を汚染しない駆除方法や防除方法を提唱する。
防 虫
大阪
住居内の衛生害虫の分類を明確化しノンケミカルな防虫方法を推進させる。
※()内の地域をクリックすると部会長のあいさつとメンバーがご覧いただけます。

・活動スパンは1年に6回開催とし成果発表を義務化する 【2時間程度/1回】×【6回/年度】
・本年度は6月にスタートし来年2月までの開催となる

健やか住まい方とは

住まい手が高性能化する現代住宅において健康阻害要因に配慮し健康的な暮らし方をしている様をいう(主に以下の3つを是正する住まい方)

ミスマッチライフ⇒高性能住宅では相応しくない状態を招いてしまう従来型の生活
ダーティトレード⇒誤った駆除や排除から新たな健康被害を生み出してしまう行為
アンダーユーズ⇒高性能住宅の利用不足や充分な活用を知らない不十分な暮らし方