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協会だより
更新日:2018年6月1日
◇ 7月のおたより  ◇
 

 今年の梅雨も明けてこれから茹だるような夏がやってきます。南国と違い日本の夏は多湿を伴うところが厄介な存在であり、これが住環境に様々な影響を与えてきます。それらを未然に防ぐのも健やか住まい方の大きな役割でもあります。また、反面新たな試みとして住環境と健康を関連付ける研究活動も必要ではと考えております。

そんな時に興味深い記事を最新の健康ニュースで見つけましたのでご紹介します。
http://kenkounews.rotalaallichii.com/posts_list/





熱帯雨林の環境音で寿命が延びる? (マウス実験)

(2018年6月) "Scientific Reports" 誌に掲載された国立精神・神経医療研究センター(日本)などの研究で、BGM的な自然の音が流れる環境で飼育されたマウスの寿命が延びるという結果になりました。



研究の方法
96匹のマウス(雄と雌)を次の3つのグループに分けて一生を過ごさせました:

  1. 熱帯雨林の音を広い周波数(〜96kHz)で再現した環境音が流れる飼育容器で飼育されるマウス
  2. 熱帯雨林の音を狭い周波数(〜20kHz)で再現した環境音が流れる飼育容器で飼育されるマウス
  3. 普通の環境で飼育されるマウス

結果
2のグループは3のグループに比べて寿命が平均17%近く延びました。
1のグループも寿命が長くなる傾向にありましたが、3のグループとの差が統計学的に有意ではありませんでした。


解説
熱帯雨林の環境音を聞かされたマウスは自発的な動き(運動量)が増えていましたが、自発的な動きと寿命の延長との間に相関関係は見られませんでした。

したがって、熱帯雨林の環境音により寿命が延びる主因は運動量の増加ではないと思われます。
環境音の延命効果は、同じ飼育容器で飼育されるマウス間の社交面での関係(人間関係に相当する)が改善されるためかもしれません。

環境音を広い周波数で聞かせたグループで寿命の延びがイマイチだったのは、広い周波数の環境音に含まれる高周波の音が、なんらかの理由で環境音の延命効果を減殺するからかもしれません。
(特にメスのマウスにおいて)環境音の高周波域がマウスの鳴き声(マウス間のコミュニケーションに用いられる)に含有される超音波を阻害している可能性が考えられます。


実用性
複数匹のハムスターやリスを同じ飼育ケースで飼育するときに熱帯雨林の音をBGMとして流して長生きすると良いですね。








2017年度に於ける各研究部会による健やか住まい方白書もリリースされてます。
音振動部会が音によるバイタリティとの関係を検証しておりますのでご覧ください。

 

事務局 和田
 
 
<協会だより>
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