更新日:2009年3月17日 |
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◇ 3月のおたより ◇ |
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関西の3月は、例年1日から2週間にわたって行われる奈良東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)から始まります。
その起源は天平勝宝4年(752年)までさかのぼり、今年で1258回目を迎えたそうですが、一般には「お水取り」の名前で親しまれ、12日の深夜の若狭井(わかさい)から観音様に備えるお香水(おこうずい)を汲み上げる「お水取り」の儀式に因んだものです。お水取りの期間は、毎日、初夜(19時頃)に「お松明(たいまつ)」が上がり、最後の3日間は、後夜(23時過ぎ)に童子が大松明を持ってお堂の中を駆け回り火の粉を豪快に撒き散らすので有名な「達陀(だったん)」の妙法が行われTVニュースでも紹介されていました。
昔から、お水取りの頃は寒気がもどって冷え込み、お水取りが終わるとはじめて春が来るといわれていますが、今年の冷え込みは今一つで、温暖化が進んで気温はずっと高めで推移し体で感じる季節のメリハリはすっかり失われてきたような気がします。
春といえば気になる今年の桜の開花は、気象庁や民間の気象予報機関の予報では昨年来の暖冬の所為で西日本では例年よりもかなり早く、東日本や東北でも早い見込みと報じられています。
3月はわが国の多くの企業の決算期で、報道されているところでは世界同時不況の影響が気がかりですが、各国の経済対策に期待したいところです。
KJKでは健康住宅アドバイザー試験に合格された方の登録申請を受け付け中ですが、未だ申請されていない方は、登録漏れにならないように早く手続きをお願いします。
健康住宅アドバイザーの登録証は、従来、プラスチックフイルムでパウチしたタイプで発行していましたが、携帯性とデザイン性向上のために本年から、プラスチックカードタイプに変更しました。2009年度新規登録者から一斉に新タイプの登録証になります。
すでに登録証をお持ちの方については新タイプへの切替は不要で、登録証の汚損などで再発行申請の場合や、有効期間満了による更新時からの切替となります。
例年5月に開催していたKJKの通常総会は今年は6月5日(金)に奈良の大和ハウス工業総合技術研究所で開催し、研究所の見学と東大の坂本雄三教授の特別講演および第2回成果発表会を予定しています。今年は健康住宅アドバイザー登録者には見学会と特別講演および成果発表会への特別招待枠を準備中なので参加希望の方は、別途公表する案内プログラムに期待してください。
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日本健康住宅協会 理事 吉田佐門
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