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花粉の時期のダニ対策(2008.2.18) |
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2008年も2月下旬を迎え、憂鬱なスギ花粉の季節が到来しました。私にとってもこのスギ・ヒノキ花粉は天敵で、今年はどのように過ごそうかと思案中です。
このスギ花粉、アウトドアでは重要なアレルゲン(アレルギーの原因物質)として知られていますが、インドアでは、その量や症状の程度から、最も重要なアレルゲンと言えるのがダニ類であると言われています。
家の中には、人と共に、たくさんの種類のダニが生息していますが、その中でもヒョウヒダニの仲間は、寝具、床面などのダスト中で最優占種となり、あらゆる居住環境中で見出され、その排泄する糞や死骸は、喘息やアトピー性皮膚炎に強く関与しています。ヒョウヒダニ類自体は、人を咬んだり、吸血することはありませんが、アレルゲンは、ダニの死後も残り続けるので、単なるダニ駆除だけでなく、アレルゲン除去対策が必要となるわけです。特に寝具は人との密着度が高く、学童の感作率が高いため、アレルギーの子供を持つ家庭では、その対策が必須となります。
従来は布団を天日に干して、布団を叩くというやり方が行われてきましたが、この時期はスギ花粉も気になりますし、布団たたきだけでは、ダニアレルゲンはあまり除去できません。そこで最近の寝具対策として注目されるのが、布団洗浄です。ダニアレルゲンは水溶性で、適切な洗浄によって寝具から流れ出ます。またこの洗浄によって、内部のダニも死滅しますので、非常に有効なダニ対策といえます。
近年はコインランドリーで、布団なども洗浄できる大型の洗濯機を備えている店舗も増えてきており、こうした設備を利用することをお勧めします。 |
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(財)日本環境衛生センター 環境生物部 橋本知幸 |
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