結露を防ぐ方法として大きく5つの方法があります。
(1)断熱 (2)乾燥除湿 (3)換気 (4)表面昇温 (5)水蒸気抑制
そのなかで、比較的簡単に行えるのが、「換気」と「水蒸気抑制」です。
すなわち、余分な水蒸気を排出するか、水蒸気の発生そのものを抑えることです。しかし、暖房(ガス・石油等)、炊事や入浴、洗濯物の室内干し等のたびに水蒸気は増加しますし、人間そのものが水蒸気を発生いたします。生活方法の改善により水蒸気の発生量は減少することは可能です。また、屋内の空気を排出する「換気」により強制的に水蒸気を減少させてしまえば、窓や壁面の表面結露対策として有効です。
よく「最近の住宅は気密性が高いので結露しやすい」と言われることがありますが、換気が有効にできていれば結露の発生は抑えることができます。とりわけ、H15年の改正建築基準法以後の住宅では、1時間で0.5回の換気(“1時間で居室の半分が入れ替わる換気”)が義務付けられており、結露関係の苦情は大幅に減少しています。 |