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| 住宅内の飛翔性昆虫の季節消長の調査。（2003年6月2日発行） |
| 屋内に侵入する飛翔性昆虫類を採集し、それらの発生程度や消長を調査した。東京近郊の6件の一般住宅を選定し、それぞれに1ヶ所ライトトラップを設置し、毎月5〜7日程度、夜間にのみ作動させた。 |
| 捕獲された昆虫類は8目61科に及んだ。それらの季節性をみると、最も捕獲数の少ない月は多くの家で1、2、3月となり、最も多くなる月は6、7、9月であった。目別にみると捕獲数の多かったのはどの家でもハエ目であった。各家屋の総捕獲数に占める屋外性昆虫の比率は19〜50％の範囲にあり、一定の傾向は見られなかった。 |
| 屋内で捕獲された昆虫の多くは、開口部の開放頻度や照明の使用頻度といった、居住者の生活様式に依存することが多いと考えられる。また、住宅の僅かな隙間や排水溝の構造などからの侵入も考えられる。 |
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