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青い水がでる |
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給湯配管や給湯機の熱交換器などに使用されている銅の影響が考えられます。一般的に金属が水と接するとわずかに溶けてイオンを溶出し、銅も同じように微量の銅イオンを溶出します。銅は通水することによって、表面に薄い皮膜をつくり、これにより長く耐久性をもちますが、その皮膜ができる間、どうしても微量の溶出がおきます。また、銅管に保護皮膜が形成され徐々に溶出も少なくなるのが一般的です。人体への健康上の影響はありません。 |
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お湯が白く濁る |
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白く見えるのは水に溶け込んだ空気の泡です。給湯機内で温度が上がることで圧力が上がり、水栓から出たところで圧力が下がるため、それまで水に溶けていた空気がはじき出され、細かい泡となって出てくるのです。ビールなどの泡と似た現象なので体には影響がありません。 |
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赤い水が出る |
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配・給水管内の鉄錆が原因と考えられます。開栓時の水をしばらく捨て水することできれいな水が出るようになります。 しかし、管の老朽化が激しい場合は、その部分の取替えが必要となります。
鉄分は必須栄養元素で、毒性は弱いことから、通常の摂取量では人体に問題なく、 誤って赤水を飲んでも衛生上有害ではありません。 |
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黒い水が出る |
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水道水中に溶けている微量のマンガンイオンが残留塩素で酸化されると、二酸化マンガン等の固体に変化します。この固体が水流の変化等で水道管から剥離し、黒い水として給水栓から出ることがあります。開栓直後の一時的な現象の場合は、水道水が透明になるまで
しばらく捨て水することできれいな水が出るようになります。広範囲、長時間にわたる場合は、配水管本管に原因があると考えられることから、配水管本管の洗浄・捨て水を行う必要があります。マンガンは、鉄と同様に必須栄養元素であり通常の摂取量では健康への影響はありません。詳しくはこちらをご覧ください。 |
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蛇口を閉めると「ドン」と音がする、原因について教えてください |
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水栓のハンドルを閉めたとき、壁の中で「ドーン」というような音がする時があります。これをウォーターハンマー(水撃作用)といいます。電車が急停車すると、乗っていた人は前方に倒れてしまいますが、これと同じ理屈です。水を急に止めるとそれまでスムーズに流れていた管内の水が直角に曲がった管壁などにぶつかって音が出るのです。水圧が高かったり水道の配管に曲がりが多いときによく起こります。ウォーターハンマーを防ぐには配管の施工段階から配慮が必要となります。
(1) |
器具に止水栓が付いている場合は使用に支障がない程度に止水栓を閉め、水量を絞ってみます。 |
(2) |
水栓を閉めるときは出来るだけゆっくりと閉めます。特にシングルレバー式の水栓は急に水を止めがちなので注意してください。 |
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水栓金具のお湯を出す時にキーンという音がする、原因について教えてください |
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一般的に考えられる原因としては、水圧が高いために発生する音(通水音)が考えられます。この場合、音がする水栓金具に接続されている止水栓がありましたら、使用上不都合ない程度に止水栓を閉めて水圧を下げる方法で一度試してください。また、コマ式の水栓金具は、水圧やハンドルの開閉によるスピンドルのストロークにより、コマ軸とスピンドルの穴の僅かな隙間の影響でコマが回転したり、上下に動くことで音がなったりします。その他の要因も考えられます。 |
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