水と人の健康
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水は生命の根源をなす物質であり、人体の60〜70%は水で構成されています。水は血液などの姿で体内を循環しながら、各細胞に栄養分や酸素を供給し、代謝老廃物を受け取って排泄したり、体温・浸透圧・pHの調節など健康を維持するための重要な役割を果たしています。何らかの原因により、10〜20%の水分が失われると身体に異常を感じることが多く、体内の20%以上を失うと生命に危険を及ぼします。成人の1日あたりの水摂取量は約2.0〜2.5リットルで、そのうち約1.2リットルを飲料として摂取しています。これらの水は、糞尿や発汗・呼気として体外に排出されます。
水は多くの物質を溶解することができます。そのため、人間を含め動物は血液や体液という形で水を生体物質や栄養分・老廃物の運搬や工業製品の洗浄などに使っています。
水は溶解性が優れているだけでなく、水に溶けないものも運ぶことができます。 |
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