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リフォームで、カタログにLL-45等級相当品と表記されている直貼り防音フローリングを使用するとどのような防音効果がありますか?
直貼り防音フローリングの性能は、椅子を引きずる、スリッパで歩く、スプーンを落とすなどした時などに発生する、軽くて高い音の階下の住戸への伝わりにくさを示したものです。その性能はJIS(日本工業規格)で決められた測定方法に基づき、LL-○(数字)と表記され、数字が小さいほど性能が良い(音が伝わりにくい)ことになります。

LL-45という性能は、感覚的にはスプーンを落とす音がかすかに聞こえる、あるいは上階の気配が感じられると言った程度の高い性能です。

ここで注意が必要なのは、この性能は建物の構造、特に床構造の違いによっても変わってくるため、LL-45タイプの防音フローリングを使えばどんな構造の建物でもこの体感性能が得られるわけではありません。

防音フローリングはマンションで使用されることが多いため、カタログに記載されている性能値は、150mm厚のコンクリート床に施工された場合の推定値であり、一つの目安であるとお考え下さい。

もちろん、木造住宅の床で、防音性のないフローリングに対してLL-45の防音フローリングに変えると前述の音の伝わりがかなり改善されます。(例えばスプーンを落とすような音は元から比べるとかなり小さくなります)。
(松下電工株式会社、 内装建材・収納設備カタログ(木質直貼床材)より)
(日本建築学会、床衝撃音に対する遮音等級と生活実感)
(松下電工株式会社、 内装建材・収納設備カタログ(木質直貼床材)より)
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